自由の国の都

ニューヨークはアメリカ合衆国北東部の大西洋に面し、人口8100000人を超えるメガタウンです。市内では170近くの言語が話され、人口の36%がアメリカ合衆国の外で生まれた人で構成されています。世界最高水準の世界都市であり、世界の商業、文化、ファッション、エンターテインメントなどに多大な影響を及ぼしている都市です。

現在のアメリカ合衆国の首都はワシントンD.C.ですが、1785年から1790年の間はニューヨークが首都としての役割を担っていました。

現在のニューヨークを何よりも特徴付けるのが、超高層ビルです。超高層ビルの出現と広がりによって、ニューヨークはヨーロッパ的な低層建築の街から、建物のそそり立つビジネス街へと変貌しました。2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件で、約3000人が命を落とした現場となったワールドトレードセンタービルがあったのもここニューヨークです。

また、ニューヨークは、アメリカ映画産業の中でも、重要な役割を果たしています。初期のアバンギャルド映画である「マンハッタ」(1920年)は、ニューヨークで撮影され、今では合衆国の映画産業にとってハリウットに次ぐ規模第2の中心地としても知られています。

ニューヨークで一番忘れてはいけないのが、アメリカ合衆国で最も知られた像の自由の女神像です。ニューヨーク港内、リバティ島にある像で独立運動を支援したフランス人の募金によって贈呈され、アメリカ合衆国の独立100周年を記念して1886年に完成しました。

右手では純金で形作られた炎を擁するたいまつを空高く掲げ、左手にはアメリカ合衆国の独立記念日である「1776年7月4日」とローマ数字で刻印されている銘板を持ち、足元には引きちぎられた鎖と足かせがあり、これを女神が踏みつけています。これは全ての弾圧、抑圧からの解放と、人類は皆自由で平等であることを象徴しているのです。アメリカ合衆国の自由と民主主義の象徴であるとともに、19世紀以来絶えることなく世界各地からやってくる移民にとって新天地の象徴ともなっており、1984年にはユネスコの世界遺産(文化遺産)にも登録されました。今ではアメリカだけでなく世界の自由を象徴する建造物として多くの人に知られています。